山鉾巡行 2

今年の巡行の2番目を行くのは郭巨山(かっきょうやま)です。巡行の1番を行くのは「長刀鉾」に決まっていますが、2番以降は市役所で抽選をして順番が決まります。鉾、山の説明はHPのものです。

この郭巨山は、山には屋根がないのが普通だが、この山は日覆障子を乗せている。金地彩色法相華文の板絵として他の山にない古い形式を残している。名前の由来は、中国の史話にある貧しくて母と子を養えない郭巨が、思い余って子を山に捨てようしたとき、土の中から金の釜が現れ、母に孝養を尽くした話による。人形は、鍬を持つ郭巨と紅白の牡丹の花を持つ童子の2体が乗っています。

この人形が、鍬を持つ郭巨と紅白の牡丹の花を持つ童子です。

これは3番に行く「霰天神山」です。
この山は永正年間、京都が大火にあった際、急に霰が降り、たちまち猛火は鎮火したが、霰とともに小さな天神像が降りてきた。そんな由来から、火よけの神様として祀られたのがおこり。霊験はあらたかで、多くの山鉾が焼けた天明、元治の大火にもこの山だけは残り、町の誇りになっている。「雷(らい)よけ火よけのお守は、これより出ます…」。宵山に子供たちが歌いながらお守授与の受け付けをする。檜皮葺きの立派な社殿が山に乗っています。

4番は「蟷螂山」です。この山はユニークな山で人気があります。

屋根には「かまきり」が乗っており、時々羽や斧などを動かすと沿道から拍手がわきます。

この山は、「かまきり山」とも。文字どおりカマキリが屋根の上に乗り、子供たちも喜びそうな楽しい趣向だ。「蟷螂の斧」とは、自分の力のほどをわきまえず、大敵に立ち向かうことだが、その勇猛さを賞した中国の君子の故事が出典。町内の事情で、明治初め以降巡行をやめたが復帰しました。