嵯峨狂言 3
この三つめの狂言は「船弁慶」と言う話です。出演者は義経・静・弁慶・知盛・水夫(船頭)です。物語では義経が弁慶と水夫を従え船出を思案しますが弁慶は船出を進めますが、義経は静との離別を惜しみ杯を交わします。
弁慶は船出の用意を水夫に言い渡し義経に出向を促しますが、義経は船に向かいますが静が離れません、見かねた義経は無理やり引き放し出航します。
するとしばらくして、知盛の亡霊が現れ襲いかかってきます。そこで義経は太刀をかまえ、弁慶は数珠を繰り念仏をとなえ、その念力で知盛の亡霊は海中へ消えると言うストーリーです。
これは義経です。
これは弁慶です。
これは水夫(船頭)です。
弁慶が船出を義経に促しています。
そこへ静が来て別れを惜しみます。
別れを惜しみながら杯を交わします。
そして無理やり二人を引き放して・・・
そして出港します。
これは知盛の亡霊です。
義経は太刀で亡霊に立ち向かい、弁慶は数珠を繰り念仏を唱えて念力で亡霊を追い払います。
ついに知盛の亡霊が海中に消えてゆき、船弁慶が終わりました。終わったのは午後4時30分でした。
寒い中観ていた観衆は大きな拍手で、この嵯峨狂言が終わりました。この嵯峨狂言は毎年3月15日の清涼寺涅槃会と4月第1・の日曜日と第2土・日曜日の午後に行われ無料で演目も毎回変わるようです。この狂言も後継者が少なくなったと言っていました。
おわり