嵯峨狂言 1

これは1日嵯峨にある釈迦堂清涼寺で行われた嵯峨狂言です。この「嵯峨狂言」は重要無形民俗文化財なのです。この狂言の由来は、一般に十万上人が大念仏として始められたもので、この釈迦堂の大念仏は弘安2年(1279)の始行と伝えられ、応永(1414年頃)にはすでに恒例化されていたそうです。この狂言に使われる楽器は,鉦1、締太鼓1、笛1で構成され、現行のはやしは1「カン、デン アキ デン カンデンデン」と2「カン、デン、デン、デン、カンデンデン」とこの二種の打ちかたが基本となっています。昔の人はこのような、単純なはやしで楽しんだのでしょうね〜この狂言は仮面を付けた無言劇で正に純日本性パントマイムです。

これは釈迦堂の境内にある「狂言堂」です。舞台は二階です。今日は午後1時30分から始まり三演目が演じららます。まづ最初は「花盗人」です。

この花盗人の筋書きは旦那と供が花見に行き、花を切って帰ろうとするが、切った花を泥棒に取られてしまい、いろいろ手をつくし取りかえすと言ったユーモアーなもので約1時間演じられました。

これは旦那と供が花見に出発するところです。

供が花を取っています。

その取った花を旦那に渡しています。

その花を盗人に取られてしまいました。

取られた花を、あの手この手を使って取りかえす為の交渉しています。



供が盗人を捕まえようとしてるところです。

最後は供が間違って旦那を括り泥棒を逃がしてしまうと言う話です。屋外ですから寒かったですが筋書きが分かっていると面白く知らない間に1時間が経過していました。

つづく