三船祭り

丁度1週間前の5月15日「葵祭」の日の午後は新緑の嵐山で車折神社の祭りである「三船祭」が行われました。この祭りは5月第3日曜日に行われるものです。この祭りは大堰川(おおいかわ)での御船遊は、昌泰元年(898)長月21日に、宇多上皇の嵐山への御幸に際し、行われたのに始まると伝えられています。

資料によりますと翠緑まさに滴らんとする天下の名勝、嵐山大堰川に繰り広げられる、王朝時代もかくやとばかりのお祭、「三船祭」が、装いをこらした供奉船20数隻のお供によって行われるのであります。


今日は先日からの雨で川の水が増水したためボートは1隻も出ていないため行事が良く見えます。

対岸は神事や御神楽を見る人でいっぱいです。

祭の中で奉納行事の一つとして行われる扇流しの行事は、昔、足利将軍が嵐山近くの天龍寺へ参詣の際、お供の童子が扇を誤って川に落したところ、扇が川面 を流れる優美な様に将軍が大層喜ばれたことから、以後天龍寺参詣の度毎にお供の人々が競って扇を川に流したという故事に拠ったもので、まことに優雅なものであります。



船上では御神楽を舞います。


今日の嵐山はお天気もよく新緑が正に綺麗でした。そんな中で行われた三船祭に観光客は満足していました。