万灯会

昨日20日は嵯峨大覚寺(旧嵯峨御所)で宵弘法が気温35程の蒸し暑い中午後5時からありました。宵弘法(万灯会)とは、弘法大師が除災招福を祈念し毎年1回執り行われ仏さまに多くの灯火をお供えするだけでなく弘法大師の加持講念のありがたいみ心に対し、報恩を誠をささげ暗き世を光で照らす真言宗の大切な法会です。

これは大覚寺の中庭に今日のために展示された「御所車」です

これは「大沢池」です。ここで万灯会が行われます。すでに祭壇が設けられ法要を待つばかりです。

日もとっぷりと暮れ灯篭に灯が入りました。

お月さんも出て来ました。

時間も8時になり僧侶が続々と出て来ました。

これは搭婆に記載された先祖の戒名を次々と読み上げ、ご真言をお唱えして、その菩提をお祈りしています。

管長も一緒に菩提を弔います。

池に中央に丸太を何本も組み上げた「嵯峨の送り火」に点火されクライマックスになってきました。

読経の中送り火は、すごい勢いで燃え、夜空に舞い上がる火の粉は、まるで浄土に帰って行く、ご先祖さまたちの魂のように見えました。

法要も終わった池の中には送り火が燃え盛っていました。