嵯峨のお松明 1

京都に春を告げる、郷土の伝統行事「嵯峨のお松明」が毎年3月15日に行われます。この行事は、大文字の送り火鞍馬の火祭と並んで京都三大火祭と受け継がれ、嵯峨野の歴史と共に住民の心の中に生き続けてきた郷土の伝統行事です。

この行事は嵐山渡月橋の北にある「清涼寺」釈迦堂とも言います。これがその山門です。

山内には3基の大松明が建てられますが、その松明の松の枝は年明けからこのように雨に濡れないように乾燥させます。

まず松明の芯に当たるものを2日前の13日から作りますが、心は松の木を三角に組み釘は使わず藤弦で縛っていきます。その為弦は太いものから細いものがいります。


このように三角に組んだ心に松の枝を取りつけます

これは,枝がほとんど取り付けられたものです

この種類別に分けられた弦を使います

大勢の人がよって組み立てていきます。

これは、弦を独特の方法で編み上げて作りますが、1基は1年を表し12の輪があり、閏年は13になります。

ほとんど出来あがった松明の向うに「川津桜」がさいていました。