祇園祭 6


28番「役行者山」(えんのぎょうじゃやま)室町通三条上る。この山は修験道の祖、役行者一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたと言う伝承によるものです。

29番「鈴鹿山」(すずかやま)烏丸通三条上る。この山は伊勢の国鈴鹿山で、人々を苦しめていた悪鬼を退治した鈴鹿権現を女人の姿であらわしています。

30番「黒主山」(くろぬしやま)室町通三条下る。この山は歌人大伴黒主が桜の花をあおぎながめている姿です。

31番「浄妙山」(じょうみょうやま)六角通烏丸西入る。この山は宇治川の合戦で、三井寺の僧兵筒井浄妙と一条法師の奮戦の一瞬を見事な人形組でとらえています。

32番 最終「南観音山」(みなみかんのんやま)新町通錦小路上る。この山は「下り観音山」と呼ばれ楊柳観音像と善財童子像を祀り、山鉾巡行の最後を行く曳山です。
今年は祇園祭前の鉾や山の姿を鉾町に行き写しました。全部で32あるので全て写すのに3時間ほどかかり、山鉾設置の地図を見ながら一筆書きの要領で回りました。写し終り、ふと万歩計を見ると12,000歩で汗びっしょり・・・ほとんどの山には巡行当日飾り付けをするので人形などありませんでした。昨年は四条通りで巡行風景を全て写したので今回は鉾町にある鉾や山を写しました。鉾や山の設置場所、鉾や山の謂われは資料により抜粋しました。

これは、鯉山の上にあった鯉の絵ですが、1000匹ほどいるこの鯉の中に3匹の金色の鯉がいます、3匹見つけると幸運に恵まれるそうです、探してみて下さい。

これは、山や鉾を32全て写し帰りがけの四条通りの長刀鉾です、気温は35度あり、もう汗で体はびっしょりです。祇園祭が終われば京都に本格的な夏がやってきます。

おわり